2010年11月5日金曜日

RD-X6のHDD換装、改造ファームでT1化

RD-X6のHDDが壊れました。
RD-X6はアナログ用のMPEGエンコーダを2機種搭載しているほか、
デジタル放送(BSや地デジ含む)のパススルー出力が付いているので、
パススルーに画質安定装置を接続。
ライン3へ入力後、ライン3に多チャンネルの番組表を貼り付ける機能が
あるので、W録と併用して、SD画質にはなりますが、
単体でコピーフリーなデジタル放送を記録できる貴重な機種。
CS放送はほとんどがSD画質なので、まだ現役を引退させるわけにはいきません。

そこでHDDを換装しようと試みました。
RD-X6は300GのHDDを2台搭載しているのですが、
換装するにも300G/SATA のHDDは入手困難。
なので500GのHDDを認識するよう、
上位機種RD-T1のファームウェアを導入してみることにしました。

1)RD-T1ファームのダウンロード
 RD-X6のCD-ROM用を公式にTIDを取得しダウンロード
 「ダウンロードしたURLをコピー」で前述ファームのURLを貼り付ける
 URLのxxx.xxx.xxx.xxx/RD-X6_11.img のところをRD-T1_11.img とかに書き換え
 RD-T1のファームもダウンロードできた!

2)ファームウェアのパッチを当てる
 バイナリエディタで以下の通り。どう書き換えているのか解説をつけておくので
 もしもファームがバージョンアップしたときは参照しつつ書き換えてください

 0000000A: 54 58 *1
 0000000B: 31 36
 00000026: 01 11 *2
 00000027: 10 11
 0010080A: 54 58 (+4)*3
 0010080B: 31 36 (+5)
 015DBFFF: FF F6 (+9)*4

 *1 機種名変更。RDT1からRDX6に。ここはCDROM領域。チェックサムの算出とは関係ない
 *2 バージョン番号。10で「01 01」 11で「01 10」。別に「99 99」でもよい
  内部バージョンではなくアップデート用チェックなので
  いま導入されているファームのバージョンより大きければなんでもいい
  チェックサムの算出とは関係ない
 *3 00100800からはチェックサムと関係あるBIOS領域。内容は*1と同様
 *4 適当にチェックサムが合うよう減算。他の場所の日付情報とかいじってもOK

3)CD-ROMでアップデート
 imgをCD-Rに焼き付けてアップデート。詳しくは公式参照

4)HDDを換装して初期化

この機種。うちではもうHDDの調子が悪くて映像が再生できなかったり中身のファイルが急に見えなくなったりしているのですが、ロックされたときは「ズーム→シフト+931→ズーム」で復帰できるようです。知らなくて初期化しちゃった・・・。

2010年10月8日金曜日

DVDレコーダで書き足したvroがエラーで分割できない場合の対処法

レコーダーからDVD-Rに書き出し、vroをPCに複製して保存する場合に、
だいたいはvro2splitなどでIFOファイルの情報を見ながら分割するのですが
CS放送などで、どうしても変なMPEGデータがまじっていたりしてうまく分割
できないケースがあります。例えば
[Unknown SID]とか[err mpeg header]というエラーが出て中断されるケースです。

そんな場合は手動編集が必要です。
 手動編集には、TMPegなどを利用すれば、VROをMPEGに拡張し変更して読み込ませた後範囲選択で切り出すだけなので楽&簡単です。
 けれど、お金もかけたくないし時間もかけたくない場合は、TMPEGを利用するのと同じかそれ以下の方法で修正する方法もあります。

1)まず「vrosplit」を入手。
(http://saito.s4.xrea.com/wiliki.scm?%a5%bd%a5%d5%a5%c8%a5%a6%a5%a7%a5%a2)

2)コマンドラインで以下のように指定してvroを分割
「vrosplit -i c:\cprm\VR_MOVIE.VRO」
※大抵はすげえ数になる。

3)たくさんのファイルの中で、容量が1Mを超えるようなファイルがいくつか散見するので、それらをダブルクリックして再生してみる。
大抵大きいファイルは目的の映像チャプターの先頭になる。切り出しが失敗したチャプターの先頭が見つかったら、その番号をメモ。
※vro2splitの場合、失敗したファイルものこっているので、その失敗したファイルと同じ容量のファイルを探す方法もあります

4)目的の次のチャプターの先頭をさがすべく、数字順にファイルサイズを見ていき、次の1Mを超えるファイルを探す。見つけたらダブルクリックで再生し、そこが次のチャプターの先頭であれば、そこの番号をメモ。
※vro2splitの場合Totalサイズが最初に表示されているので、先頭位置からTotalサイズまでのファイルを計算しながら選ぶのもいいかもしれません

5)ファイル結合ツールへ、そのチャプターの直前までのファイルをドラッグドロップ
結合ツールにはファイルの結合(XeJoin95)を利用しました。
http://homepage2.nifty.com/xe/soft/index.htm

6)結合後のファイルがぶじ先頭から最後まで再生できれば復旧成功

例えば、目的の破損しているチャプターが12、次の先頭が120だった場合は、12から119を選択し、結合しましょう。

自動分割が失敗した場合、失敗したチャプター以降は作業されないので、そこから先も手動でリネームが必要です。ただ、データ破損は、だいたい1カ所しかないので、例えば前述の例であれば、15トラック中12トラック目で失敗した場合、分割数は122となって、1~11までは順当に11チャプターまで、12~119がチャプター12、120が13、121が14、122が15で終わり、という感じになっていますのでリネームもさほどは手間はかからないと思います。

というか、手動でやるのもなんなので、自動化したほうが便利かも。