2009年5月19日火曜日

eeePCでOSX86とXPのデュアルブートの備忘録

ヨドバシカメラで、34800円の20%ポイント還元でeeePC、900HA(160GHDD付)を買いました。なので、OSX86を入れてみる実験に使ってみました。

BIOSのパッチがあるので、他のLavieLightなどには応用できないかもしれませんがDFEを汎用のChameleon BootloaderにしてFixの作業をしなければ他機種でもいけるかも。

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*必要なもの

買わなければいけない
・eeePC 900HA
SSD機種ではデュアルブートの余裕はないでしょうけど、eeePC系ならだいたい大丈夫
・eeePC付属のCD
ブートしてしまうとHDDの中身をきれいに消してしまうので注意
・外付けDVD(CD-Rライティング機能があるとサブPC不要)
ブートアップできるもの。検証ではバスパワーのDVRP-UN8PS(アイオーデータ)を利用
・インストール用USBメモリ(8G)
ブートできるもの。Transendのものを使った。ほとんどのものがブートできるが希にノーブランド粗悪品でブート不可な場合アリ。利用後は再インス用に保存推奨
・WindowsXP HomeSP3のDVD(XPLiteとかで小容量化しててもOK。HomeでなくてもいいけどHomeのOEMではシリアルを、eeePC本体の物が使えオンライン認証もできる。ライセンス的には他の機種で使ったものでOK。SP3でなくてもよいかも
・10.5.6 LeopardリテールDVD
お店で。14800円。ヨドバシでのポイント還元は5%なのでポイントでの購入がお勧め
・CD-R 1枚
eeeBootの書き込み用

ダウンロードしておく
・Fix BIOS
http://www.osxcores.site50.net/product-2.htm
900HA.ROMなど型番.ROMの型式にリネームしてルートに置くこと
・eeeBoot v1.11
http://www.pd.net/eeeboot/
起動用CD。一番よく使う。ISOイメージなのでCD-Rに焼き付けておく。ブート後も中に入っているeeeUtility.dmgでいろいろFixを導入することになる
・Macam
http://webcam-osx.sourceforge.net/
カメラ用機能拡張。たまにうごかないこともある
・OSInstall.mpkgMBR改造版
http://forum.osx86scene.com/viewtopic.php?f=90&t=4399
ここよりダウンロード。本来は中身の1行を削除するだけだがダウンロードした方が簡単。なおこれを入れ替えると英語版として最初はインストールされてしまう
・VoodooHDA
http://code.google.com/p/voodoohda/
音源ドライバ。解凍しないでMacOS側で展開すること
・PSJ.Keylayout
http://msyk.net/macos/winkeyboard/
日本語のキーレイアウト。これがないと@を打つのにShift+F2とか押さないといけない
・IoNetworkingFamily.kext
http://www.insanelymac.com/forum/index.php?showtopic=68708&pid=488519&mode=threaded&start=0#entry488519
TimeMachineが動くようにするFixされたKext。ToHのインストーラから抜き出したもの
・CUHD
https://developer.apple.com/mac/
CHUDはAppleのサイトから開発用ツールとして入手。ADCに登録してMembersのMemberSite->Download->DeveloperToolで手に入る
・Scale Resolution.
http://eeemac.blogspot.com/
アプリ単位で解像度を75%にできる。展開はMac上で行うこと

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*BIOSの改造とインストール用USBメモリの準備
・外付けDVD/CD-Rをりようするなどして、XP上からeeeBootをISOからCD-Rに書き込む。ImgBurnなどを使うといい
・8GのUSBメモリをFAT32で初期化、あらかじめ必要ファイルをすべて複製しておく
・900HAのROMを「900HA.ROM」に変更し、USBのルートにコピー
・eeePCを再起動USBメモリをさして起動したらすぐAlt+F2で、BIOS更新
・再起動後F1でBIOS設定。ハード関係を全部Enableに、Bootなんとかは3つともDisable
・eeebootを使って、起動したらデバイスEFを選んで、OSXのDVDにドライブの中身を入れ替え1度目のインストール。ディスクユーティリティを起動してHDDを全部初期化。オプションはGUID、1パーティションとする
・インストール完了したらUSBメモリの中身をすべてデスクトップの適当なフォルダに複製
・ディスクユーティリティを使ってUSBをHFS+に初期化、名前は「Mac OS X Install」とDVDと同一にしておく。
・DVDをUSBに複製する。複製は、ディスクユーティリティで複製の画面でソースにDVDを、出力にUSB。をドラッグドロッップする。30分ほどかかる
・さきほどデスクトップに入れたファイルからOSInstall.mpkgをUSBの「System/Installation/Packages」に上書き。残りのファイルは「eeePC」などのフォルダに入れ、USBに再コピー
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*Windowsパーティションを確保
・WindowsのセットアップCDを起動
・パーティション設定。まずHDD200M/40G/50Gくらいで初期化。最初の200Mがブートローダ。次にLeopard、最後がXP。容量は残しておいてもいい。フォーマット形式もどうでもいいが、Winxpを50Gのほう、3つめのパーティションにいれる
・再起動されたらそこでインストールを中断。ブートできればそれでいいので、シリアル番号の入力あたりで作業は中断する

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*OSX86の導入
・eeeBoot1.11でUSBメモリを起動(機器番号は80か81。フォルダ情報で見て間違ったらESC)
・インストール。ディスクユーティリティを使って1つ目、2つ目をHFS+で「消去」を行っておく。さらに名前を「EFI」「Leopard」と名付けておこう

・Leopardにインストールを進め先ほどと違いライセンス条件が英語になっていれば大丈夫
・OSが起動したらUSBメモリからeeeutilityを開く
・Application に入っている ktext Helperなど3つをアプリケーションフォルダにドラッグ(複製)
・Kext Helper V0.7を起動し、パスワードを設定して、extraKextsにはいっているKext,あらかじめ複製しておいたVoodooHDA、PS2~ ,ionetworkingfamily.kextをドラッグドロップしたらeasySetupで導入
・PSJ.keylayout(http://msyk.net/macos/winkeyboard/)を、起動ディスクの「ライブラリ」フォルダの「Keyboard Layouts」フォルダに移動、あるいはコピー
・「A」などとかいた画面左上入力メニューから「環境設定を表示」「入力」のタブにある「英字入力時のキーボード配列」のポップアップメニューから「PS/2J」を選択
・SystemPreference->Internationalで2番目にある日本語をドラッグして上へ
・再起動
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*FIXESの作業
・eeeBoot1.11でLeopardを起動
・USBメモリからCHUDを導入
・eeeBootに入っているeeeUtility.dmgをデスクトップに複製
・eeeUtility.dmgのFixesフォルダを開く
・PowerManagementBundleからUpdate PowerManagement Bundleを実行
・AudioFilesの中のAudieee sparkをアプリフォルダに複製。
・アプリフォルダのSpark実行。SystemをダブルクリックしShitf+f7/f8でボリュームアップダウンを定義
・Dimming control Wakeup and EthernetからSleepWatcher.dmgの中にあるpkg2個をダブルクリックして導入しSetupWake実行
・SpeedStepのPDFファイルを除く2ファイルをアプリフォルダに複製
・システム環境設定->アカウント->ログイン項目を開いてアプリ内のAudieeeとGenericCPUPMControlをドラッグし、隠すにチェック
・ターミナルで以下入力
sudo touch /etc/last_brightness
sudo chmod a+w /etc/last_brightness
・MirroringOffのInstallmirroringを実行
・Macam のDMGを開きQuicktimeにドラッグして拡張機能を入れる。DMGをダブルクリックし、片方の画面中心右にあるHereの部分をクリックし、もう1度ダブルクリックしたあと、後で開いた方からドラッグすると楽
・環境設定のサウンドから#0のInputMixにするとマイクも反応するので設定。試験はichatのビデオから行うとカメラと同時にテストできて便利
・ScaleResolutionをMac側で解凍しアプリケーションに入れる
・ScaleResolutionを起動し、75%を選択
・OSx86Utilで、でEnableQuartzGLをEnabledに
・再起動


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*XPの修復
・xpをインストールしたフォーマットに、NTFSで再セットアップ
・ドライバを全部入れる。付属のCDを入れてあとは自動でOKだが、5回ほど再起動を繰り返すのでブートローダはXPのもので置き換わったままの状態が好ましい。付属ソフトも同時にセットアップできるので、他にInterVideoのWinDVDも別に入れておくと良い。

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*デュアルブートのためのブートローダ設定
・eeebootのCDでMacOSを起動
・MacOSを起動しeeeUtilにはいっている「Chameleon_DEF_for_HardDisk.dmg」から同実行ファイルを起動。インストール時、ドライブパーティションはLeopardを指定する。Extendは自動的にコピーされるのでなにも処理しなくてイイ
・eeebootのCDでWinXPを起動して、ライセンス認証をしておく
・eeeBootからXPでコマンドプロンプトを立ち上げ、以下のコマンドを実行する。
diskpart
select disk 0
select partition 0
active
exit

1 件のコメント:

  1. こんにちは。突然失礼します。Martと申します。
    上記の詳細なレポート、有難うございました。

    私も手持ちのEeePCにMacOSを、の夢を見ようかと思いネットを検索していたところ、貴方のサイトに行き着きました。
    早速試そう!との“夢を見て"、ファイルを収集していたのですが、一番最初に出てくる「Fix BIOS」の入手先サイトが「Error 404」となってしまいます。
    他にもいろいろ当たってみたのですが、見つけられませんでした。
    すみません、もしご存知でしたら教えていただけないでしょうか?

    また、私の場合、デュアルブートではなく、OSX単体で動けば良いのですが、その際は最初のインストールだけでいけますか?(やってみれば分かるとは思いますが)
    この辺りもアドバイス願えれば幸いです。

    不躾なお願いで恐縮ですが、何卒よろしくお願いいたします。

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