2014年3月9日日曜日

KINGJIM デジタル耳栓MM1000がダメなわけ

KING JIM デジタル耳せん ホワイト MM1000シロ

日経トレンディなどには、あたかも使える風に書いている「デジタル耳栓 MM1000」ですが、今日到着したのでさっそく試したところ、利用数分で使うことを断念。その後数時間テストして、その判断はゆるぎなきものとなったため、ここに、購入検討者が検索してきてくれることを祈り、被害者が増えぬよう、ダメな理由を列挙しようと思う。
 そもそも発売前予約して今日到着してるんだから、その前に原稿が上がってるって琴は、日経の記事はメーカーから借りてるわけで、そりゃ提灯記事にならざるを得ないのもわかるけど、どう考えても企画倒れの商品です。買って損した。

理由その1・肝心のノイズキャンセルがいまいち
 会話は聞こえなければいけない、という所に難しさがあるのだろうが、消えないノイズが多い。例えば近くでの寝返りなどで発生する布のこすれた音、足音、板の軋みなどは消えない。冷蔵庫の動作音は消える。電車の音も消える。でも骨伝導する音は消しようが無いため完全に消えるかといったらいいえ、だ。

理由その2・付け心地が壊滅的
安物故に小型が出来ず、ユニットが大きくなり、耳の奥に入らず、どうやっても隙間が空く。そのおかげで、音は脇からギュンギュン入ってくるのでそもそも耳栓にならないし、シリコンのエッジが痛い。
 少しは気にしているのか、シリコンはどうにかフィットできるよう、XSからLまで4サイズそろえてはいる。でも、そもそも大きいユニットが耳に入らないので、かろうじて乗っかる状態、まるで意味をなさない。別途シリコン部分を「コンプライ」など買ってつければ解決するかもしれないが、コンプライ自体が本機に並ぶ価格だし、コンプライの装着感でいいなら、普通に低反発スポンジの耳栓を買った方が安い。例えば「MOLDEX 6620」なら会話も遮断できるし、100個買っても本機より安い。会話も消える優れものだ。

理由その3・サーというノイズ音が結構うるさい
 安物ノイズキャンセルの宿命。
マニュアルにサー音が入ると書いてあるのはいさぎよいが、このサー音。本来は音楽を流すので、目立たなかったのだけど、無音で使う本機では目立ちまくる。とくにビートを刻むノイズが鳴っている場所ではホワイトノイズのレベルがそれに合わせてうねるので、気になるという点では耳栓無しの状態と全く変わらない。



 余談だが、ノイズキャンセル系ヘッドホンで、サー音がきにならないレベルだったのは、OEMもの、中国産の安物までざっと100以上は試してみた結果、BOSEのQuietComfort シリーズ(2/15/3で確認)のみ。やや劣るところでPHIATON(CRESYN) PS300NC、SONY MDR-NC500D。それ以外はまるでダメ。

そもそも無音環境を得るならば、究極はBOSEのソレだが、今回のデジタル耳栓と同じような予算でも、以下の製品なら遙かに上をいっている。

・ヘッドホンサイズで無音環境を得たい→
 「Peltor H10A」などのイヤーマフを使う。拳銃の音すら消す強力な遮音効果。さらに電池も不要。イヤホンと併用すれば本当に静寂の中で音楽を楽しめる。読書などに最適。電池も不要。

・どうしても電気的ノイズ除去をしたい→
 ヘッドホンタイプの、JVC製品が安くて性能も良いと言えます。電池は使いますが本機より安い。

・耳栓では無く、イヤホンなのが良い→
Finalaudio Heaven2」をオススメ。同じシリコン型のカナルイヤホンでも、密閉性が高く、電気的効果が無くてもばっちり遮音される。当然電池は不要。

final audio design Heaven II
MOLDEX 使い捨て耳栓 コード無し 6620 Goin'Green 5ペアパック
PELTOR 防音イヤーマフ オプティム 105 OPTIME H10A
JVCケンウッド ビクターノイズキャンセリングヘッドホン HP-NC80

Blogspotでタグが打てない


リンク内の、<a href="http://hogehoge/?a=1&amp;b=2">なんて記述で
&が一律&amp;に置換されてしまう問題が発生。おかげでリンクが張れず。問題はどうやったらすりぬけられるか・・・。
少し時間が経ったら、作成」を経由せず「保存」して「公開」すればどうにか抜けられることを発見。
(ただしこれも途中で修正されたものと思われる)
ただAmazonのつくるiframeはうまく表示できなかった。
なんかしっくりこないけれど、リンクを全部つくりなおしてどうにか解決。
そこまでざっと5時間あまり…。
なんかしっくりこないなあ。

2013年12月23日月曜日

サンヨー/三洋系最終炊飯器[SR-PA102]を買わないともったいない!

炊飯器選びはメーカーの特性が出ており、特にフラグシップモデルではその差は歴然。
・保温する機会が多いならば真空炊飯、保温の東芝
・いい米を普段から使うならタイガーの土鍋(但し保温は絶望的)
 他、スチームレスの三菱、圧力で米はつぶれるが軟らかいご飯が好みの人には一定の評価がある圧力IHの象印など、スタイルによって優れているメーカーが別れましたが、Panasonicの炊飯器だけは、最上位機種だけで判断してはいけないのです。
 なぜなら、Panasonicには、旧サンヨーのラインである商品があるからです。
 そもそも、食味としては最高と言われていたサンヨー系(タイガー、シャープもかつてはサンヨーのOEMでした)は、Panasonicでは、「SR-PA/PB/PX」シリーズに該当します。
 が、サンヨーをPanasonicが吸収した際、SANYOの、防水性能や特徴的な形もさることながら、画質補正がすばらしいザクティや、充電池の代名詞となっていたEneloop、水を使った脱臭機能が神がかって優れていたオンリーワンの商品AQUAなど、個性的な良いモノは、Panasonic側の私怨により、ほぼ潰されています。当然炊飯器部門も例外ではないようです。
 甘み強調という点ではPanasonicの製品を大きく凌駕し、たぶん日本のお米をもっとも美味しく炊く装置であり、Panasonic既存のラインを潰してでも本商品をフラグシップにすべきと思うのですが、社内政治の関係でB級ライン扱い。それでも製品が発売できているというのは、それだけ需要があるからなのでしょうが、いよいよラインごとなくなりそうな気配が出てきたのです。
、というのも、現行機種ではサンヨー製品の最大の特徴である「マルチ調理機能」が削除されてしまったのです。(PB101/PB102にはマルチ調理機能が無いのに、PB103にはついていますが、温度設定が出来ません)
 マルチ調理機能とは、35度から90度まで、温度を設定すると、その温度をたもちつつ加熱し続ける機能。70度を超える高温のみ、65度までの低温のみという製品ははちらほらありますが、これだけレンジが広い製品は炊飯器以外の装置を探しても他に無く、ヨーグルトや甘酒、温泉卵から魚や肉の低音真空調理、スロークックまで幅広く利用できます。
 PA-102/PX102、が、サンヨー系炊飯器の最高、かつ最終モデルと言えるでしょう。在庫処分時は15800円まで落ちた同機種ですが、いまは値段もちょっと高め。とはいえ、万能調理器具として、またご飯を炊くにしても甘みあけは最高レベルのこの炊飯器、持っておく価値は必ずあるかと思います。

2013年9月7日土曜日

怪しげな格安MSOffice Amazonに登場(2014年3月更新

 ネットでは、Windowsが3000円から販売されていて、
買ってもメールでシリアルしか送ってこないような販売方法が、
なんとなく流行しているようですが、ついにアマゾンでもそういうちょっと
怪しげなソフトが手に入るようになりました。

ものは格安のOffice。安い理由は「並行輸入」だから。

ただ、同エディションが日本では発売されていない ので、ちょっとインストールに一手間必要です。 とはいえ、Kingsoftとかじゃなくって、Microsoftの純正Officeアプリがこの価格という のはちょっと魅力。 OnenoteやPowerPoint、当然Word/Excelも利用できるパッケージです。


使い方はちょっと手間がかかります。
 まず日本語版のOffice2010Professional体験版をダウンロード(法人用でOK。32bit)。
インストールし、まずユーザー登録をしておきます。
次に「Office 2010 のバックアップを入手する」のページから、
英語版のHome&Student2010を選択しダウンロード(32bitしか落とせません)。
インストールすると、日本語のまま、エディションだけが当該品になります。
最後に「電話認証」で、再度インストールとして、受け取ったシリアルを通せばOK。
「日本語ランゲージパック」(X16-37722.exe)はオフィシャルサポート終了の関係でダウンロードできなくなっていますが、検索すればミラーされているサイトもあるため、それを使えば英語版をそのままインストールしても問題ありません。この場合、正規の手順でバックアップをダウンロード、英語版32ビットを導入した後(2010はメーカー自身が64ビット版非推奨です)ランゲージパックをインストールすればOKです。

インストール順序を守らないと英語版としてしか使えないし、
電話認証しないで自動認証するとエラーが出て起動できなかったりたり、
電話認証でも質問に間違えたりタイミングが悪いと人間認証になったり、
 タイミングによってはバックアップのダウンロードが出来なかったり。
 する場合もあるようですが、最終的には使えるみたいですので、うさんくささを楽しみつつ、
試しに買ってみては如何でしょうか。一応正規ライセンスのようで違法性もないようですし。

※2013年9月から対策されて、電話認証もだめなことがあるとのことでしたが、2014年3月現在、VPNなど使わないでも、人間ではない「電話認証」で通りました。有人になるのは入力ミスの場合。あと質問に対して誤った答えをした場合。正解は、インストール ID を入力した後「バックアップしたものからインストールする時は、1 を」で 1 を必ず入力 、「PC から削除しましたかは、1 を必ず入力」 で 1 を入力しないといけません。失敗したらでんわガチャギリ最初から。またそれでも人間認証担った場合は、翌日に再チャレンジしましょう。

office2010 Home and student(中国語版)正規パッケージ

2013年9月6日金曜日

ファイテンのRAKUWAとピップマグネループ。Canonのカメラに物欲唸る

デスクワークをして数十年。学生時代を含めても人生の1/3は寝ていて、半分以上がずーーっと座ったままの私。いよいよ年相応に肩こりというのが気になるようになってまいりました。
 そこで回りでも話題のアイテムを使ってみることに。目の色を変えて肩こりに悩まされていた人がすすめる磁気ネックレスを、
だまされたと思って使ってみることにしました。価格は2000~3000円。まあ、だまされてもいい値段です。
 有名どころではファイテンのRAKUWAと、ピップマグネループの2種類が候補になりました。磁力は強さを数字にするとファイテンは50。ピップマグネループが55と大差ないわけです。
 そこに、ファイテンだと、効くかどうかわからない糸に織り込まれたアクアチタンX10というのが加わっているのが気になります。逆にピップマグネループはシリコンにつつまれているので長く使うと匂いがクレイジー、ということで、ファイテンのRAKUWAを購入!

そして一週間つかってみた結果。
首からネックレスをぶら下げているにもかかわらず、前より肩こりがひどくなることは無く、若干気にならなくなりました。
効果があるか無いかは微妙ですが、無いよりはマシ。いや、いい、というべきか。科学的根拠はよくわからないんですが、だまされてもいいアイテムなのではないでしょうか。

Canon PowerShot N
http://cweb.canon.jp/camera/dcam/lineup/powershot/n/

そしてもうひとつがコレ。個人的には持ってないんですが、持っている人に触らせてもらいました。
 GXRのレンズ部分のような、レンズに液晶をつけたようなイカしたデザイン。
液晶の角度は自由に変えられるのであらゆるアングルでの撮影が可能。
F3.0のレンズに裏面CMOS1200万画素、DIGIC5搭載でスペックも十分。
動画もフルHDで撮影が可能。
重さは軽めの195g。
 取った写真はWifiでオンラインストレージへ登録が可能なのも、
Blogなどにアップするのが億劫なBloggerの人にはちょっと嬉しいでしょう。

 いじってみるとタッチパネル+レンズフレームによるズーム、シャッターの操作がちょっと新しい。
操作感はかなり良好。
またカメラがアーティスティックにトリミングまで自動でするクリエイティブショットがちょっと面白い、
といった所で、持ち運び用カメラとしては、デザインが気に入る人には強くお勧めしたいアイテムです。
 防水ではないですがGoPro的な使い方もできそうな気がします。
悲しむべくは、オンライン販売のみで、30000円前後、ということ。ちと高い…。

2013年9月4日水曜日

腕時計目覚ましと意外な使い道ができるシーリングスピーカー

今日、気になった家電その1 SC-LT20
http://kaden.watch.impress.co.jp/docs/news/20130903_613829.html
パナソニックのワイヤレススピーカー。天井のシーリングライト部分に取り付ける
製品で、さらに下にシーリングライトが取り付け可能になっているため、設置場所
を取らないのがいいのです。
音声転送はBluetooth。なので音質はもとからそれなりにしかならないが、実はコレ
賢い使い方があります。5.1chのホームシアターに使って、リアLRを飛ばしてやれば
気軽にリアスピーカーになるのです。
壁に反射するタイプのサウンドバーも悪くないけど、後ろから音が出れば、迫力は
段違いです。
 スピーカー設置にスタンドを使ったり天井釣りをしたり、配置の関係でできなかった
マンション住まいの人。たとえ音質が悪くても、真の5.1chがマンションで構築
できるのは結構嬉しいと思いませんか?

今日、気になった家電その2「Shake-n-wake」

腕時計型、というか血圧計タイプ目覚まし。ベルトに、バックルのようなものを挟み
こんで固定するため、振動は手に微塵も伝わってこないわけですが、それでも振動と
いうのはなかなか破壊力がありまして、寝起きが悪いわたしでも、とりあえずは目が
覚めます。音が出ないので周りにも迷惑がかからない。単4電池1本で動くのもいい
ですね。これ、ベルトさえ改良すればもっといい製品になるのに、と思いますが、
値段も安いため、今のままでも十分愛用しているのです。


…さて、最近またBlogを書き始めて、おいら、頭やっちゃったんかな? と思う日が
あったりなかったり。文章を書くこと自体は、仕事ですし、苦痛じゃ無いんですが、
書いた文章を読み返すと、このBlogの文章も含めてなんか流れが悪いのです。
前書いた文を見直すとそうでもないので、もしかしたら頭の線が何本か切れて
アレな感じの人にさらに一歩近づいてしまったのかもしれません。

例えば森を表現するとしましょう。いまだと、これが精一杯。
低層にはするりと伸びる樹木、しかし上方は、養分を得るべく大きな枝葉が日差しを
遮り、周囲は薄暗い。歩けど歩けど風景は変わらず、ただ、同じような木々達が、
視界を支配する。ふと気を許し木陰に腰を落そうものなら、生い茂る草が発する
水分で、むんむんとた青臭さが、鼻を刺すのだ。

…こりゃだめだ。

2013年9月3日火曜日

風立ちぬ、感想&シャープのWG-N10

風立ちぬ、感想&シャープのWG-N10

風立ちぬ、見ました。
どう感想を書けばいいかこれほど考えあぐねいたのは初めてですが
ようやくある程度まとめることができました。
端的に言えば、個人的には理想の中の最上に近い場所にある作品でした。
 技術者のもつ悩み、理系脳の考えによる袋小路、そういった経験のある人は
自分の過去を、今を、そしてその中でも正統解であろう未来を見せられた気持ち
になります。そして、自分の人生が重なり、涙が止まらなくなる。
 悲しむべきはそのクリエイター、エンジニア的思考について、理解できない人の存在。
 クリエイター的人種が頻繁に取る、説明不足な感じや感情を押し殺す動きは
リアルですが、それが、話が飛びすぎ、とか、主人公が棒、との批判につながったのでしょう。
 でも、例えば、同僚が帰るときに放つ、さまざまな感情が重なって出る「はい」
は、そんじょそこらの演技で出るわけもない、非常に重い台詞です。

それはそうと、最近気になる電気で動くおもちゃが、電子ノートWG-N10。
最近後継機種というか、マイナーチェンジされたWG-N20が発売されたおかげで大変格安になった本機種が非常にいい感じです。
仕様的には、通電ゴムを使ったタッチパネル内臓のタブレット機。できることはただひたすら「メモをする」手書き入力だけです。
バックライトが無く、液晶が若干くらいのですが、一度充電すれば一ヶ月以上使えるのが売り。技術的には反応速度が非常に速く手書き感覚でメモができます。
会議で資料にメモをしたりすることが多い人は、コピー用紙などをりようするでしょうが、これならば1台あればペンも紙も不要。エディタじゃないので
PCであとあと取り込んで保存することも出来ます。
マメモやBoogieBoardRipも同様の機能を持ちますが、大きさが適度なことと、過去のメモを呼び出して見直すことが出来るのが最大の売り。おえかきの練習にも最適で、起動も高速、非常に軽量なので、普段から持ち運ぶことが出来ます。Amazonならたった8000円。
新機種のWG-N20だと、台紙を自分で作ってソレをなぞることで絵の練習とかも出来るのですが、値段差が大きいので、旧機種でいいと思われます。
あと、本機種を買うなら液晶フィルタ必須です。書き口が格段に良くなりますよ。